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sense of wonder
不思議さを感じることのできる、こころの不思議。
その謎を探るような日々の足あとを綴ります。

明けましておめでとうございます。 ものごころついてからというもの、毎年元旦は近所の神社へ初詣に行き、破魔矢を焼くのが恒例でした。 悩んだ挙句、パリで過ごすことにしましたが、初詣に行かないと年を越した感覚があまりないのです。 友人と、パリではなく8時間前の日本時間ですでに年を越したような気分になって、 無自覚のうちに時間を持ち去られてしまったような、不思議な感覚。 半ば傍観するようにパリのカウントダウンを散歩しました。 ひっそり過ごすいつもの年越しとは打って変わり、パリのお祭り騒ぎ、楽しかったです。

昨年の7月はまだ会社に勤務していたことを思うと、ずいぶん昔のことのように感じてしまう・・。 出会いや別れを含めた環境の変化にともなって、メンタル面での整理をするのにいっぱいいっぱいだったように思います。 今年はもう少し(抱負として?)、ふわりと受け止めたり、かわしたり、してゆけたらなぁと思います。 こんな感じ、がどうして生まれるのでしょう、 こんな感じ、とは、何? こんな感じ、を再現する方法は?と、ついついむきになりすぎないように、 目の前の林檎を描こうと林檎を睨むのではなくて、まわりの空気を柔らかく見つめるほうが、 空間とより親しんで絵を描くことが出来るように。 そして、ふいに強く心を惹きつけられてしまう場所に沢山出会えますように。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

  • 2009年12月26日

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家のすぐそばに、とても素敵なブランジュリがあります。

家から歩いて1分程度。日曜も、昨日のノエルもあいていました。

毎日、通りかかるたびに綺麗で可愛らしいお菓子を見つめずにはいられません。

たたずまいは横尾忠則氏の絵のようなY字路にあって、手前は小さな丸い広場になっています。

日曜の朝など、どこもかしこもお店は閉まってしまう中で、元気に行列が出来ています。

おかげで、日曜も困ることなく、おいしいパンをいただくことが出来ます。お店のエネルギーも。

特にお気に入りは、「Meringues」という真っ白いお菓子。日本にいるころ、知人がとても好きだと言っていて教えてくれました。

彼女同様わたしも虜になりつつあるこのお菓子は、雪のようにさらさらと軽くて、

卵白を焼き上げるだけのシンプルなものだそう。

卵黄のみを使うお菓子のときに余った卵白を使うそうで、だいたいどこのブランジュリーでも出会うことが出来ます。

とりあえず気になるお店では大体購入。とてもあまーいので、ほかに甘いものはもういらなくなります 笑。

日本の高級な白い落雁の「くすだま」(「二人静」という商品名だったかな?)というお菓子をご存知でしょうか、

どこか雰囲気が似ているように思います。

真っ白で、口に入れるとやわらかく溶ける優しい雰囲気が・・・。

この「くすだま」が、ほんとーーに大好物で、日本から大量に持ってきました 笑。。 

1cm満たないまんまるい落雁で、表面はとても美しい「張り」があって小さいけれど存在感の強いお菓子。

色々な形をした可愛らしい落雁も沢山ありますが、私はこれが一番。真っ白が一番。あぁ、少し京都が恋しくなります。

白い話といえば、もうひとつ、私の家に白い猫ちゃんがいます。

私は大家さん宅の間借りで、細い廊下で大家さん宅と繋がっています。

入口(鍵)やキッチン、トイレやシャワーなどは全て私個人用で、

基本的には一人暮らしと変わらないのだけど、猫ちゃんだけは自由にどちらの家も出入りできるのです。

この猫ちゃんがほんとーーに、おでぶ。このでぶねこちゃん、おでぶすぎて大丈夫だろうか・・と少し心配。

おでぶなのであまり大胆な行動(高いところへひょいとジャンプする猫らしい、しなやかな動きなど・・)

があまり格好よく出来ないし、

お腹がかゆくても咽の下のお肉がじゃまをして、なかなか舌が届かない・・・と一生懸命体勢を変えてペロペロ・・・。

本当に微笑ましくて可愛らしいのです。どれだけ見ていても飽きない・・・。

この体型を見ていると、「耳をすませば」のムーンをふと思い出します。「満月みたいだろ?」という天沢聖司のセリフ。

確かに、満月のようにも見えるのです。とくにうっすらベージュが混じった白ネコちゃんだからでしょうか。

でぶねこちゃんを、月に例えるなんて素敵。物事をどんな風に感じて、どうとらえるか、どう表現するかは本当に重要。

プラス思考だとかマイナス思考だとかそういうことではなくて。

ついにノエルが過ぎ、うんと冷え込む年の終りが近づいてまいりました。

一年の締めくくりをすべく、食べたり、飲んだり、食べたり、飲んだりし

ながらの忘年会が沢山行われていると思います。

体をこわさないように気をつけなければ。皆様も気をつけてくださいね。そして良い年をお迎えくださいませ。


昨日みた、水島氏の写真を思い出してみる。 真っ暗闇のなかで撮った、かすかに明るい光景。 わずかな光を取り込んで、映像という媒体へ表現する。 聞いてみたいことは、真っ暗闇で、 人気のない世界でなければならない理由。 そもそも言葉で表現できる理由があるのかどうかということetc… 聞かなかったけれど。笑。 作家に答えを聞くことは、簡単なこと。 でもナンセンスでもあります。 想像することもとても面白くて好きなのです。 ギャラリーでは、作品の横に、よく「解説」なるものが貼ってあります。 時間に余裕のない時(たいてい美術館ではせかされてしまうのです) それを見て、ああ、この作品はこう見るのねと、納得してみることがあります。 その作品を深く理解したような気持ちになる、満足感。 でもたまに、そればかりでは、右脳は鍛えられないと感じるときがあります。 少なくとも、私は創っていきたいから・・・。 

答えを知ってはみても、解らないことのほうが多いのです。 歩み寄るような気持ちで、見ることができたら素敵だなと思います。

パリでは、歩いているとギャラリーに出くわすことがありました。 絵画だったり、写真だったりしますが、 木枯らしの中、暖かなギャラリーはとても嬉しいものです。 パリはいちだんと冷えてきました。 まだ経験したことのない、外国での冬・・・ 風邪のひとつやふたつ、、、くらいの気持ちで挑まないといけないかもしれません 笑。 本当に、寒いっ

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