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sense of wonder
不思議さを感じることのできる、こころの不思議。
その謎を探るような日々の足あとを綴ります。
  • 2013年1月30日

寒さの厳しい日がつづくなかで、ふわり、ほんのすこし暖かな日が訪れると、

まだ気が早いかな、春の風を思い浮かべて嬉しくなります。

赤い蕾、青いそらに、美しいです。


冬をぬける一歩手前の、この風景を心に刻んでおきましょう。

いつか、暗くて寒いときの中で、再び思い出して心に描くことが出来るように。




  • 2013年1月21日

暫く寒さの厳しい日々が続いている横浜、先日の大雪が未だ溶けきらない風景がちらほらと広がっております。

成人の日が初雪となったこの冬、交通機関にも大きく影響していて、晴れ着姿の人達は深~く積もった雪の道を歩くのが大変そう・・・

と思うも、愉しそうに、元気にはしゃいで歩く新成人と幾度もすれ違いました。

雪国で生活をしたことがないので、たまに降る雪の日は、強く記憶に刻まれる日となってゆきます。


普段何気なく見ている景色が白く染まると、異なる風景として心に映り、ありふれた生活の些細なシーンに、

わずかな(はたまた大きな?)変化が起きていると思うのです。

窓の外が白い世界であるということが、聞きたい音楽さえ左右するかもしれません。

いつもの食卓に、可愛らしいお花が一輪添えてある風景が、視界の端に入り込むだけで、ふわりと異なる空気の流れが起きるよう。


風景と心の関係、繋がりをじっくり観察・考察することは、あらゆる分野の美術、デザインの世界へリンクしてゆくので、

納得のゆくまで、立ち止まる必要があるのです・・・たとえとっても雪が冷たくても・・・笑。


祝日の大学(勤務先の美術館があります)はあまり人がおらず、特に広々としている緑の広場が、白に包まれていました。

晴れた青空の雪の景色も綺麗ですが、私は空も真っ白、くもりぞらの、銀世界が好きです。



雪の日は、雪の日の記憶へ導かれますね。



・・・相変わらず、くもりぞらの白い世界に、惹かれていたようです。



  • 2013年1月1日

明けましておめでとうございます、2013年が始まりましたね。 元旦は快晴で始まり、自宅から歩いてゆける神社へ、母と初詣へゆきました。 カウントダウンもまともにしないまま、気付けば年が明けていた ・・・という大晦日の夜を過ごし(お月様・グラッパとともに・・・笑)、 はたと慌ててPCへ向かい、あたたかな謹賀新年のメッセージを、 とおい外国のヒトから受け取ったりして、

そして「そちらではこれからよい年越しを」なんてお返事をしたりして、 2012年は(つい昨年)にっぽんよりも8時間も遅れて出発したのに・・・? というように相変わらずタイムラグに慣れること無く、 確かな実感のないまま朝を迎えていたのでした。 月の満ち欠けにこれだけ毎晩のように惹かれているのに、カレンダー上のことばには、 どうもうっかりしてしまいがち・・・ さすがに大晦日にそれはありませんが(笑)、 たとえば「今年の抱負は」という類いの気持ちの切り替えを、上手にしたことが無いのですね。 そういう中で、初詣の途中に、富士山の緩やかな美しいシルエットを味わいながら、 同じ風景を写真におさめたヒトはどれだけいるのかしらん・・・とぼんやり想像しつつ、 にっぽんのお正月を迎えたことを、深く実感したのでした。 ありふれた変わらない生活の中で、穏やかに聳え立つ大きな山にふと足を止めて、 カメラのシャッターを切ること、めったに無いものです。 いつでもそこにあるということ、再認識するよいきっかけになりました。 自分自身の意思で方向転換する時も、気付けば大きく風向きが変わっていることも、 旅をしていれば自然と起きるものですね。 どうしたらよいのかしら?という瞬間も訪れます。 目に見えることの無い、小さな大切な声に、今年も気付いてゆけたらと思います。 知るというところから、解るというところまで。 目に映るものを見つめながら、そのまわりの空気を描くように・・・ 手は理解して、鉛筆や筆に伝えるのです。 引き続き、本年も何卒宜しくお願いいたします。 2013年はどのような年になるのかしら、皆様にとって素敵な一年となりますように。




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