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sense of wonder
不思議さを感じることのできる、こころの不思議。
その謎を探るような日々の足あとを綴ります。

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おとといまで、8日間ほどオランダへ行っていました。

アムステルダムとロッテルダムを拠点にしていましたが、

パリも夏は終わってしまったと思えるほど寒い日があるのに、

オランダはさらに冷え込んでいました・・・。


オランダはモダニズム&現代建築が集中しているので、ひとりでゆっくりまわっておりました。

でも、オランダで一人で過ごすのは淋しく感じました。次のオランダは、誰かと行きたいわ。


ところで今月末と、帰国が迫ってきました。

パリの友人の方々、残りわずかな滞在期間もどうぞよろしくお願いしますね。


日本の友人の方々、会えるのが楽しみです。


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8月半ば、スイスを再び訪れていました。

静かで、古い香りと新しい風を美しく兼ね備え、壮大な大自然に囲まれたスイスの空気が大好き。

スイスへはパリから列車で簡単に入れるので、気軽に行けることも嬉しい。

また、この国には奥深く美しい建築がひっそりとぽつぽつあって、もっと長い間滞在したい国なのですが、

今回は2泊3日という短期間でした。

ミラノ在住の友人MSちゃんがスイスへ旅をする、ということを聞いていて、

数回しか会ったことのない彼女に会って話をしたかった、というのがきっかけ。

そして前回の旅は冬期間という事で閉まっていたテルメヴァルスという温泉へ行きたいという想いがあったので、

一緒に温泉に行きましょうと誘ってみました。


MSちゃんは非常に謙虚でつつましく、yuriparkにてニットを創る仕事をしています。


こちら、MSちゃんが帰り際別れるときに手渡してくれた手紙。

素敵な贈り物。

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ひとりで旅をするということと、誰かと旅をするということ、私にとってどちらも大切なこと。

しかしながら、この二つ、本当に何もかもが大きく異なるのです。旅で目にするものも、想うことも。

ふと思い出すのは、創世記をU先生から学んだ中で、「ヒトは関係性を持ったものとして創られている」という部分。

どうしても何かと関わりをもたずにはいられないのは、生きてゆくためだけの最低限の衣・食・住とともに、

わたしたちの心の中にも潜んでいるものです。

これに対しては、何故?と思ったり、そうかしら?と感じるようなことではなくて、絶対的なもののように想います。

内側にあるものは、いつでも外側と繋がろうとするのではないかしら。

どこへでも世界中を泳ぐ事ができるインターネットの世界はそれを象徴しているように感じます。

そして、こちらテルメヴァルス、スイス出身ピーターズントー氏の建築も、内側と外側の不思議な関係性。


山の奥に、大地と共存するように建てられています。半分は山に埋まっています。



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内側と外側の境界線(構造体など空間そのもの、ヒトとヒト、ヒトとモノ・・etc)を、

どこまでも極限まで曖昧にしてひとつにしてゆこうという、軽快で透明感があり、明るい建築に人が集まる一方で、

私たちは内と外のコントラストの強い空間の、緊張感のある閉鎖的な部分に惹かれてゆくこともあるでしょう。

そういう空間を住宅として表現している建築家は多くいますが、ここは温泉。

はじめはこの緊張感のある空間に、温泉という機能が詰まっている事に驚いたのですが、

実際はとても落ち着く空間でした。

外の大自然の壮大な力とのバランスを取る事が出来るのは、緊張感のある空間だから、なのかしら。

  • 2010年7月24日

わたしたちの、DNAに刻まれた、遠い昔の悲しい物語。 絶え間ないこころのゆらぎは、この記憶の中に秘密を託している。 朝目が覚めて、闇を切り裂く強い光を感じることが出来たなら、どれほど素晴らしいでしょう。 わたしたちは日々住まうところ、その空間の存在の大きさを、遥か昔から感じているのでしょう。 渦巻きの家。ひとつの空間でありながら、刻々と異なる場所を生みだす、不思議な家。 この小さな家の設計図は、一体どこからやってくるのでしょう。


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ドナウの果ての、黒海で拾った巻き貝。

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