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sense of wonder
不思議さを感じることのできる、こころの不思議。
その謎を探るような日々の足あとを綴ります。

今日のそら

Il cielo di oggi




早いもので、もう9月も後半、あっという間に夏が過ぎ去ろうとしています。

空はすっかり秋模様、木々も少しずつ、赤や黄色の葉をつけ始めています。

それでも今日の昼間は、夏の暑さがほんのすこうし残っていて、

数匹の蝉の声が響いていました。

にっぽんは本当に、四季の移ろいが、五感をとおして心へ、じんわりと染み込んでゆきますね。

元気なアブラゼミやクマゼミの蝉時雨の森が、いつの間にかツクツクボウシだけの森になっていたりして。

重なるように、秋の虫の声がやってくる・

自然の変化を感じる時は、ふと立ち止まるタイミング、と私は想っています。

些細で、大切なサインに気付くために、じっと耳を澄ませることと、似ていますね。

自分の立っている足元、与えられている場所を見つめる、という感覚。

固定概念やこれまでの経験の範囲内で見つめてしまいがち、なのです。

少し離れた異国では、時の流れの感覚さえも異なる、

想像することの出来ないほどに、価値観は豊かに柔軟に変えてゆけるもの。

こうであるべき、こうあってはいけない、という気持ちに気付いたら、

それ自体が、サインなのかしらん

解っていない、というところへ、ふんわり進んでゆけたら、

与えられていることへ、心の深いところから、感謝の気持ちが沸いてくるでしょう。 流れに寄り添うように。 カレンダーでは8から9、そして10と、数字は変化するけれど、 これからやってくる秋も、おんなじ旅の、つづきです。

  • 2014年3月31日

この数日で、桜がぽつぽつと咲き始めましたが、今日の横浜の嵐はとても激しいものでした。

春の嵐の荒れた景色は、ひとしきり大粒の雨と強い風に覆われていましたが、

夕方には美しい青空に包まれて、深く深呼吸をした後のような、

豊かな澄んだ空気が広がっておりました。

空模様と、ヒトの心とはとても深く繋がっているということ、

どこの国の空の下にいても、いつも立ち止まっては静かに思い返します。

雨上がりに散歩をしましたら、桜は元気に咲いておりました。

散歩をしながら、ふと先日、イタリア人の友人との会話を想い出しました。

それはこういうお話・・・、その友人は、過去にヴェネチアに住んでいたそうで、

ヴェネチアに雨が降ることは、とても恵みのひととき、

観光客が減り、風景としても雨のヴェネチアはとても美しいのだそう。

街の水位がとても上がってしまう、「アクアアルタ」が起きてしまっては、大変ではない?と訪ねても、

現地の人々にとっては慣れたもの、

むしろ水の中を歩くゆったりとした時の流れは、特別でもあるよ、とのことでした。


それで、教えてもらった、ヴェネチアのAcqua Altaの様子のヴィデオ。


私は以前に3度ほどヴェネチアを訪れましたが、全て快晴、

ヴェネチアの迷路のような街のつくりに詳しくなく、何度も迷子になりましたので、

雨ではすこうし辛かったかもしれません。

冠水への対策を、建築的に大掛かりに作り替えず、古い街並みをそのまま残すということが、

とても簡単ではないと、にっぽんに住んでいると感じるのです。

先月、工学院大学で行われた、陣内秀信氏の講演会に、仕事の後に聴講しにゆきました。

陣内氏はにっぽんとイタリアの建築史家、1985年には江戸と東京の街の姿を深く分析した、

「東京の空間人類学」という本を出版されております。

(ここ数年では、江戸—東京に焦点を当てた様々な書籍は、書店に沢山ありますね)

にっぽんと、イタリアを行き来しながら見えてくる、”客観的な” 都市のいまとむかし、

のお話が聞けると思って、とても興味深かったのです。

講演会ではヴェネチアと東京に焦点をあててお話をされていましたが、

「ヴェネチアの街は、水とヒトとの繋がりを、自然的かつ計画的に設計している」

と話していたことが、とても印象的・・・というよりも、友人のイタリア人のお話をふと想い出させる、

「ほんとうに、そうだわ」と思い返すフレーズでした。

観光地として華やかである一方、住んでいるヒトにとって、ゆるりとした豊かな時間が流れていることは、

実際にサンマルコ広場などの賑わう広場ではなくて、

小さな運河沿いの路地でのんびり過ごしてみると、実感するのです。

講演会では江戸の街と水の繋がりのお話もとても興味深いものでしたが、これは、

いまむかし、から、みらいのお話へ繋がってゆきますね。



都市とデザイン、というと大きなテーマに感じるけれど、

今日のそらのいろ、と、心の響き合いに耳をすませ、深く観察することが、

とても大切だと、相変わらず・・・思うのです。



雨上がりの散歩道。

下りの階段、水たまりに電信柱が映っています。


  • 2014年1月1日

2014年、明けましておめでとうございます。


BlogのURLをこちらに引っ越しました。これまでの各記事の左下”Source”から、旧URLへ飛びます、 コメントを頂いていた記事もありますので、リンク出来るようにしておきました。 昨年は職場の美術館にて、様々なデザインのお仕事をさせていただく機会に恵まれました。

日々出逢うコト、モノ、ヒト・・・そこからインプットして心に刻まれた事柄を、

描きたいこと、形にしてゆきたいことへ、大切なアウトプットの場として、

心を込めて取り組むことが出来ました、お世話になった職場の方々に感謝。

表現する機会は日々の些細な瞬間にまで散りばめられていて、

相変わらずその予期せぬ旅の道に、好奇心が溢れます。 昨夜は、柔らかな女性の歌声の、異国の音楽を聞きながら、

静かにひっそりと、夜中の0時をまわり年が明けました。

初詣は毎年恒例の、歩いてゆける距離の神社へお参りにゆき、

雲ひとつない快晴がとても嬉しい朝でした。


ふと見下ろすと、可愛らしく色づいた小さな葉に、光が射しておりました。

うふふ、本当に可愛らしい、小指の先にも満たない、ちいさなちいさな葉っぱ。



本年も、どうぞ宜しくお願いいたします。




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