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sense of wonder
不思議さを感じることのできる、こころの不思議。
その謎を探るような日々の足あとを綴ります。

あっという間に9月になりました。 晩夏。暑い日が続きますが、秋を意識し始めるころ。 つくつくぼうしの声が、可愛らしいです。 蝉という生き物への好奇心は昔からありますが、 特に、つくつくぼうしの声、本当に不思議でたまりません。

今年の夏は、空間演出のお仕事をいただきました。 「室礼プロジェクト」という企画の第一弾である、「夏」を担当させていただきました。 東京都町田にある、株式会社鈴木工務店という建築設計事務所の敷地内に、 「可喜庵」という、茅葺屋根の古民家があります。 江戸末期からの面影を残しながらも、サロンとして利用できるように改修された、とても素敵な建物。 「室礼プロジェクト」は、鈴木工務店と建築家・女子美術大学非常勤講師の高月純子氏による企画で、 風情のある可喜庵の一室に、 四季の室礼を施し、来訪のお客様をお迎えしましょう、というもの。 高月氏が私に声をかけてくださり、夏の室礼を担当いたしました。 このブログにおいても、私は四季の移ろいと心の変化について記事にすることが多いので、 とてもありがたいお話でした。 ただいま、可喜庵にて展示しております。どなたでも、見学することができますので、ぜひ訪ねてみてください。 以下、鈴木工務店のブログ記事にアップ予定として書いたもの(アップ後、リンクを貼ります)、こちらにも掲載致します。

<information>

可喜庵(鈴木工務店)

〒195-0053 東京都町田市能ヶ谷3丁目6-22

TEL:042-735-5771 月曜〜土曜 10:00-17:00 日曜・祝日は休日

夏の室礼・展示期間:9 月30 日(金)まで。

事前にお電話でご連絡いただくか、到着後でも事務所に居るものに声をかけてくださればご案内します。

<室礼プロジェクト・夏>

静謐な時が流れる可喜庵。

豊かな木々や草花、小さな水辺のあるお庭とともに、

四季折々の美しい表情を見ることができるのでしょう。

可喜庵では、訪れたヒトとの豊かな一期一会となりますよう、

四季の室礼として空間を表現する「室礼プロジェクト」をスタート致しました。

現在は、夏の室礼を、アート作品として施しております。

夏の室礼「なかそらに 浮かんで」




お盆では家の中では精霊棚を設えます。

これは本来の意味はご先祖様の魂が中空(なかぞら)に昔の人は考えていたそうです。

水辺に生える真菰(マコモ)=水草=「水面」の連想から

真菰のゴザを敷くことにより中空の位置を家の中に表したのだそうです。

なかそらに漂いながら、ひと時の涼を愉しむ空間となりますよう、

水のイメージをモチーフに、空間をしつらいました。

ひととき、こころの深呼吸となりますように。










PHOTO : yuki seli ※掲載されている画像等の無断転載、転用はご遠慮ください。


「インドネシアの布」展 女子美アートミュージアム 2013年09月06日 (金)~10月17日 (木) 展覧会サイト la pagina web↓ http://www.joshibi.net/jam/indonesia/ https://twitter.com/JoshibiJAM インドネシアで制作される蝋で防染して模様を表す「バティック」と絣織の「イカ ット」を展示いたします。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 朝晩は、ひんやりと冷たい空気が気持ちのよい、過ごしやすい季節がやってきました、皆様如何お過ごしでしょうか。 9月の連休も終わって、これからは秋のイヴェントの準備が始まる方も多いのではないかしら。 数日前には彼岸入りし、美しい満月の夜も過ぎ去りました。 毎年この時季、これから訪れる寒い冬の愉しみを想い描きながら、 今年はどんな風に過ごそうかしら、とドキドキするのです。 あっという間に過ぎ去った夏は、表題の展示の準備で忙しかったのと、合間をぬっていくつかの美術館へ足を運んだことを想い出します。 記憶を辿ると、深い森のにおいや、海の波の音が聞こえてくる、 美術館のまわりの環境もセットで甦る展示にいくつもゆきました。 ・・・うふふ、常に蝉の声が風景に重なることは、にっぽん独特の四季を感じている証拠、 当たり前ではないすてきなことなのです。 表題の件、「インドネシアの布」ですが、今回の展示は、大学の教授の監修のもとに、会場のデザインをさせて頂き、大変勉強になったのです。 大きな布を展示するということそのもののむつかしさ、19-20世紀の貴重な染織品を扱うことへの配慮、 資料として羅列するのではなくて展示空間としての演出をするということetc… つくづく(特にミラノで研修をしてから)、空間(環境、インテリアetc)、平面(グラフィック)、立体(プロダクト)というデザインの分野(主な大学のコース)は、 相乗効果を生む関係だと捉えてから、(どのように響き合うのか、異なる分野として閉ざさずに、 開いた目で考察すること) それぞれの分野を意識することが大切だと感じるのです。 それにしても、展示している「インドネシアの布」そのものが、とても興味深い内容でした。 いくつもの島が浮かぶインドネシアはにっぽんのほぼ南、ヨーロッパ等に比べればとても近いのですが、 アジアとしての大きなくくりの異国の文化、本当に知らないことばかりでした。 興味をもつと、ついその国(町や村・・・)へ行ってみたくなってしまう・・・旅に出たくてうずうずしております。 不思議なうねりのある、柔らかなガムランのおと、今年の夏の想い出になりそう。







「Bellissima」 監督:ルキノ・ヴィスコンティ 原作:チェーザレ・ザバッティーニ 1951 / イタリア 横浜、今夜は涼しい風が吹いております。 ふんわりと欠けた月がとても美しい夜、お盆休みもあとすこうしで終わります、 皆様如何お過ごしでしょうか。 先週末からの夏休み、いくつかの美術展にゆく時間や、懐かしい友人と会う時間を頂き、 ゆったりと豊かな時間を与えられた時となりました。 表題の「Bellissima」は、お休みに入る前に、大学で学生と観た映画です。 かつて学生だったころ、 「シロマクキネマ」という、有効ボードに白い紙(または布など)を貼り、 映像を映して映画を観るの会(サークル)を友人、助手さんと愉しんでおりました。

パソコン独特の画面(大きさ、光etc)では味わうことの出来ない、スクリーンでの空間で観てみたい!というタイトルを流すのです。 大学(学校)という施設は、空間や機材、そして時間の流れやそこにいるヒトに至るまで、 あらゆる面において豊かであり、一度卒業してから戻ると、改めて実感することであります。 普段美術館で顔を合わせる学生に、一緒に映画をスクリーンに映して観ない?と話しかけたのは、 シロマクキネマをもう一度したいな・・・ さらに言うと、もう劇場ではなかなか上映しない好きな映画を、スクリーンで観たいな・・・ という私のとっても個人的な希望があって、声をかけてみたのでした。 ヴィスコンティ監督はイタリア映画の中でも大変有名な巨匠、 「郵便配達は二度ベルを鳴らす」、「ベニスに死す」など 例え観たことは無くても題名は知っている、というヒトも多いのではないかしら。 シロマクキネマでも、彼の作品「ルートヴィヒ」を上映したのはとても貴重な体験でした。 非常に長い映画ですが、スクリーンで観る世界は、美しい映像がとても記憶に残ります。 今回の「Bellissima」は、人情喜劇、私がミラノで生活をして、イタリアを好きになった「イタリアらしい」側面が描かれている映画なのです。 映画が上映された1951年は、「ネオレアリズモ」というイタリア芸術界の動きの中で、 当時のイタリア(ローマ)の生活、社会がリアルに表現されているのですが、現代ならばふうん、そうだったの・・・とぼんやり観ることが出来ても、 当時の社会を考えれば(たとえばこの映画の中で、「映画製作現場」の裏側のリアルさが表現されていること)、 笑えないほどにリアルだったのかもしれません。 そうは言ってもコメディ、随所でクスリと笑ってしまうこと、結果的にリアルな世界をただ表現したいだけではない、 別のテーマが芯であるということ、とてもファンタジーを感じる素敵な映画なのです。 白と黒の美しい映像の世界、不思議な鏡や建築物の表現にうっとり、 改めて大画面で観ることで、これまでのパソコンで観ていた感覚とは大きく異なる、 初めて観たかのような新鮮な時となりました。 (なんといっても映画は、劇場という環境を前提に作られているのだもの!) 次はどうしようかな?と今から愉しみなのですが、もうすこうし、ヴィスコンティ作品を深く掘り下げてゆきたいところ。 とても元気な学生が、準備からおやつまで、素敵な空間と時間つくりを手伝ってくださったこと、とても新鮮で、すてきでした。 大学(女子美)には、純粋にモノを作ることを愛するひと(学生)が沢山いるのだもの、与えられている環境に、感謝して。



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