イタリア一日目にして私たちは、ジェラート、コモ湖の夜景が見えるレストランにてパスタをいただきました。安くて美味しいジェラートに二人ともおおはしゃぎで、まるで高校生です。パスタもそう、日本で美味しいパスタをいただいたことはあったはずなのに、イタリアという場所と時間に、どこまでも単純に満たされてゆくふたりでありました。(実際、本当に美味しいのです!)
二日目はミラノサローネFIERA会場へ。本来ならば、ビジネス関係者以外の入場は数日後の一日間のみなのですが、非常に混むということもあり、ただの一般者の私たちは、さも関係者のようにバイヤーになりきって名刺を差し出すと、あっさり入場を許可されました。非常に有難いことで、後に知ったのですが、噴火の影響もありこの日は従来よりも混んでいなかったことと、また一般者入場の日は逆に、ギリギリにミラノ入りした人々が大勢いたので大変混んでいたそうなのです。関係者入場日に入れるコツを教えてくださったミラノ在住の友人Mさんに、本当に感謝いたします。
私は基本的に、こういう見本市にしても映画、展覧会などでも批判的な発言はあまりしません。好き・嫌いで見ることも二の次で、出来る限り沢山の良い部分を見つけてゆきたいと思うのです。あれ?おかしいな、と思うことはごくたまに、時が経って本当の奥深さを知る事があるので、そういうものはとりあえず胸にインプット、良い部分をアウトプットしてゆくことがほとんど。次回からほんの少し、サローネで出会った素敵なデザインを御紹介してゆこうと思います。