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sense of wonder
不思議さを感じることのできる、こころの不思議。
その謎を探るような日々の足あとを綴ります。

前回まで記していた、「フィエラ会場」はいわば、ビジネスの為の見本市ですが、それがサローネの全てではありません。むしろ、ほんの一部なのでしょう。と、感じるのは、ミラノトルトーナ地区の広大な範囲において、街中のアトリエ、ギャラリーを利用してメーカー、個人がプレゼンテーションを行う、それは数キロにも及ぶ規模で、内容も非常に濃いのです。こちらは入場料などは当然なくて(いったい、どこから始まってどこから終わるのかわからないほど、街の中にアートが増殖していった感じ・・・)、地図を片手に、ジェラートをもう片方の手に(?)、縁日のようにぶらぶらと愉しむのです。ミラノ初体験の旅人にすれば、街あるきも兼ねて古い建物を眺めながら、趣のある中庭の魅力にうっとりする・・・歴史を感じることもできるでしょう。それにしても、「無理してお祭りの雰囲気を創っている」という感じが全くせず、サローネ時期ではなくてもいつもこんな雰囲気なんじゃないかしら?、と思ってしまうほどにごく自然に街に溶け込んでいる雰囲気が非常に魅力的でした。日本の東京デザイナーズウィークも街中を利用してプレゼンテーションしている地区がありますが、トルトーナ地区を歩いていて「あぁ、日本の時はもっと、気張った感じがするわ・・・」とぼんやり想いました。敷居の高いインテリアブランドが、そのままのイメージでさらに「かっこよく」、プレゼンテーションしてしまうからでしょうか。例えば今回話題性の高かった「スワロフスキー」のプレゼンテーションは内部のクオリティーは高いものの、まだ無名の勢いのあるアーティストのアトリエを覗いて見るのと同様な感覚で、人々が緩やかに入っていきます。


隔たりがない、という雰囲気、ここちよい

































自分がどんな家に住みたいか、とか、どんなこだわりをもって家具を選ぼうかしら、と家具を見ながら想像することはとても好きですが、目の前に置かれている(もしくは、雑誌などで見かける)家具に対して、どんな人が求めていて、どのような所で使われるのかしらと、背景や状況をぼんやり想いながら眺めることのほうが好きかも知れません。そんなことを考えながらサローネ会場を歩いてしまうと、膨大な量すぎて大変なことになってしまうのですが・・・笑。 はたと足を止め写真に収めた家具達。 全体的にモノトーンと、アースカラーが多いように感じました。特にグリーンに関しては、バラエティーに富んでいたように思います。写真を大分割愛して、あまり考えずにパラパラと並べてみたので、お時間のある方はサイトへジャンプするなり、しばしゆるりと見て行って下さいませ。





















































kartell  

kartellはカラフル・ポップな印象を持っていたのですがモノトーン構成でした。透明の椅子は吉岡徳仁氏デザインの椅子。



























rinamenardi 今回の展示で一番じっくり見たり触ったりしてしまったブースです。雰囲気がツボすぎて、なかなか動けず。




























2週間近いヴァカンスを終えて、久しぶりにアトリエへゆきました。もう5月だというのにまだ肌寒いパリの、歩き慣れた風景の中で、私の頭の中では約半月の旅の消化が行われつつ・・・じっくり思い返してみたいと思います、ミラノサローネ。

FIERA会場では、幾度も日本人のデザイナー作品と出合いました。もともと気になるデザイナー情報はほんの少しメモをしていったのですが、基本的には片っ端から見てゆく、気になったら立ち止まる、という流れでした。広大な会場の中でも、日本のデザインって、気づいてしまうみたい。気になって近づくと、あ・・日本人のデザイナーさんだった・・・なんてことが数回ありました。そうは言っても、言わずと知れた深澤直人氏・・・事前知識がある為か、ついつい立ち止まってしまいます。日本でも見れるのだけれど、重要なのはサローネ空間を通して作品を見ると言うこと。無印良品、auケータイ、±0、etc・・・と、日常生活の中に氏のデザインは普及しています。氏はデザイン論も多く語られていますが、本当に興味深いです。デザイン論・・・なんて、なんだか難しそう・・・と感じてしまいますが、難しいなぁ~・・・と思いつつ氏の話を聞いてゆくと、その流れの中に、「ヒトの行為論」みたいなものが現われてきます。ついついヒトがとってしまう無意識な行動・・・あ!わかる!と、相槌をうってしまうような行為を核として導き出されたデザインプロダクトたち。そういう考え方から生まれる「simpleさ」は、ただただ「simple is best」と謳っているのとは雲泥の差。±0というのはブランド名ですが、サローネ会場にて氏のデザインは、本当にプラスマイナスゼロでした。残念ながら写真でお伝えするのは難しいのですが・・・。


































MARUNI COLLECTION 「HIROSHIMA」













DANESE MILANO


*DANESE MILANOは個人的にとても好きなブランド。もしよければこちらのサイトご覧くださいませ。 http://www.danesemilano.com/ *クワノトレーディング(DANESE MILANOを含めた素敵なプロダクトが揃っています) http://www.kuwano-trading.com/top.html

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