約半月の長旅、初めから最後までスケジュールはびっしりでした。後半スイスの10日間は一人だったのですが、見たいものが多すぎで全て回りきれないほどで、ギリギリまでスイスにいたので昨日パリの東駅に到着したのも、夜中1時を回っていました。しかしながら、私は恐ろしいほどに元気です・・・。スイスの大自然の力ゆえかもしれません。
さてミラノサローネですが、前回その大規模さを少し記しました。その余波というものは、ホテルの値段をみると一目瞭然。イベント開催時の数日間のみ、ミラノ市内の通常2~30ユーロで泊まれるユースホステルでさえ、どこを検索しても3倍の値段にまで跳ね上がっているのです。いくらなんでも、寝るだけのホステルにそんな大金は払えない・・・ということで、ミラノから少し北上した「コモ湖」というところへ宿泊する事にしました。
高級リゾート地で、様々な大富豪や有名人の避暑地でもあるそう。少し周囲を歩くだけでも、豪勢なお城のような建造物がズラリ、別荘ばかりが建ち並ぶエリアもあって、ジョージクルーニーの別荘もこの湖周辺にある、ということは有名な話だそう。そんな雰囲気の中で、私たちは駅から徒歩1分のところに安宿を見つけたのでした。プライベートルームで1人あたりユースに泊まるのと同じくらいの宿泊料。ミラノへも約1時間ほどで着くので、とてもありがたい条件。
潮の香りと、色濃く広がる深緑の山々の空気を吸うのは日本にいた時以来。それだけで、もう、十分なのです。心が安らぐには、たったそれだけのことでもう十分。そんな風に感じるこの場所は、やはり沢山の人々が同じ想いを抱くことでリゾート地化していったのでしょう、どこかの記事ではあのカエサルが、戦の疲れを癒すために訪れたと記されていました。ヒトの基本的な所って、同じね。
コメント