語学学校は、よく出会いと別れが繰り返されます。
ほんのひととき、同じ目標を持っていることで出会った様々な国の人たちが集まることは、貴重な出会いと経験です。
どれほど私が多くのことを知らずに、多くのメディアの表面の言葉を鵜呑みにして、「国」というまとまりで物事を考えているかを知り、
偏見や思い込みが、自分の世界を狭くしているということに、気づくのです。
今週はとくに、別れの多い日々でした。
別れ際は、与えてもらってばかりだったわ、という想いが、必ずこころによぎります。
もちろん、語学学校の人たちに限った事ではないけれど。
会いたい人がいるということは、本当に幸せなことで、素敵なこと。
会えない寂しさを感じたら、そのこころの裏側には、こんなに美しい事実があるのね。
強くなろうとしたり、無理をしなくても、その事実は変わらないと思うのです。
表裏一体。同時に起きるこころの動きのひとつなのね。弱さとは違う。
何度も何度も、夜があけて美しい朝がやってくる事を経験から知っているのに、暗闇の中にいると、分からなくなってしまうのかもしれません。
どうか私の大切なひとたちが、もし分からなくなっていたら、ふとその事実に気がつくことが出来ますように。
空や、海や、街や、人を美しく感じるのは、こころの目で見るから。
日々の、美しいことは、全てこころの中にあるの。
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