こんにちはお久しぶりです。 先月末で退職して、久しぶりにゆっっったりと過ごしております。 本当はゆったりしている暇などなくて、9月末の渡仏に向けて、色々準備をしなければなりません。 特に、語学。仕事との両立はむつかしいと、理由をつけて、退職したらしっかりやりましょうと決めていました。 しかし、映画や展覧会、個展と、出歩いてばかりで、ちっとも静かに椅子に座る気配がありません 笑。 ふらふら歩くのがこれほどに好きなのは、何故でしょう。
その、答えのヒントとなったのが、タイトルの「ディフォルト・ネットワーク」。 茂木健一朗氏の「脳は0.1秒で恋をする」という本のテーマになっている言葉です。 引用しますと、「明瞭な意識で物事を考えているわけではないけれど、 まったく思考を停止させているわけではない。 次から次へと頭に浮かぶ想念の波に揺られつつ、自由に想像の羽をはばたかせている、 それが『ディフォルト・ネットワーク』を働かせている状態であり、人間の『創造性』とも深くかかわりがあるといわれています。」 脳の中にあるネットワークの一部のことだそうで、 ぼんやりとしている状態にこそ、活発に活動しているらしいです。 そういえば、学生の頃、課題のことを考えているときは、うろうろ歩きまわっていたし、 電車の窓の外をぼんやり見つめていると、アイディアと出会ったりすることが多々ありました。 椅子に座って一生懸命考えていてもうまくいかないのは、こんな脳のしくみが、かかわっているからかもしれません。 空間のありようは、本当に重要であると再認識しました。 合理性をつきつめると、その先には余白のない精神状態につながっているような気がします。 そして、精神のためにある「教会」のつくりに、改めて関心を抱くようになりました。 西洋美術史の某先生のミニットペーパーでも見直そうかな。
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