夏の終わる前に。

残暑御見舞い申し上げます。

あちこちで御祭りの音が聞こえてくる夜が続いております、如何お過ごしでしょうか。


にっぽんの夏は、これほどまでに暑かったかしら、蝉はこれほど沢山鳴いていたかしら。


にっぽんの高湿度の猛暑に比べたら、パリやミラノは暑さが厳しくても、空気はさらりとしているように思います。

そしてこちら、蝉の大合唱、かき氷の旗の絵、浴衣、風鈴の音etc、なんとも心に印象深い風景が溢れております。

過ぎ去ってみればうだるような暑さも忘れ、それらは風情のある四季のうつろいの中でも、

特に儚い短い時の特別な記憶として、心に刻まれてゆきやすいのかもしれません。


澄み渡る青空が広がっていても、突如として灰色の雲が流れてきて、雨模様になること、しばしば。


通りすがりの、うつむき下を向いて歩いていたヒトが、ふと天を見上げたのでした。

それで私は、ここ数ヶ月間で、天へ旅立った身内と友人のことを、ふと想うのでした。

同時に、ほぼ地球の裏側あたりの空模様を想像して、その下に生きている友人達のことを想うのでした。

与えられている、日常という旅が、ここまで続いていることに、感謝する瞬間でもありました。

・・・そうして、言葉をいくつか見つけたので、夏の終わる前に、御便りを書くことにしました。



雨は、恵みですね。



まだまだ炎暑厳しき折、皆様どうぞ御自愛くださいませ。

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